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熱海シニアケアマンション、リノベーションデザイン

ロケーションは熱海市街地から車でわずか十数分の位置に広かる、熱海伊豆山エリア。 ここは由緒ある別荘地でもあり、緑豊かな山並みと相模湾を遠望する静かな環境。訪れた人を感嘆させる、素晴らしい展望を持つエントランスが全面に広がります。

今回はこの素晴らしい相模湾を見下ろす海と緑の開放的な眺めからのインスピレーションから、様々なデザインの家具と優しい色合いに、床に海の柔らかさを表現したデザインを取り入れ、そこに住う方、訪れる方がリラックス出来る、心地よいくつろぎ空間作りを目指しました。

天井には、ナチュラルな突き板(本物の木をスライスした天然の木材)を円形状の折上げ天井に使用。照明を入れて空間全体に、自然との調和を強調。メンバー様が一番よく利用するカウンター下面にも同じ物を配置。本物の木の手触りは格別で、この木材は「りんごの木」で、りんごの木は庭木でも縁起の良い木で好まれ、春花が咲き、秋に収穫することから長期間楽しめるので長寿林檎とも呼ばれています。今回は空間のアクセントとなる箇所に「りんごの突き板」を使用することで、メンバー皆様に豊なシニアライフを長く育んでいただきたいと言う思をこめています。

 またエントランスホールの大部分を閉める床面のカーぺットは、熱海の海を連想するグリーンブルー色を基調に、海の水面の打ち寄せる波が大きく海側に打ち寄せて、交差する流れのイメージを強調した抽象的な大柄のデザインで、エントランスの優雅さを表現しています。

廊下からエレベーターホールまでを同じ大きな波柄デザインカーペットを敷き詰め、床壁も青色の基調カラーをベースにすることで、元々様々な色柄が入り混じった1廊下部分にも、新しいデザインの調和が生まれました。

ラウンジ家具には素晴らしい展望をゆったり眺めたり、楽しくおしゃべりしたり出来るように、立ち座りがし易い、サイドに手のついたチェア類をゆったりと配置。シェルフ(棚)でコーナー少しだけ仕切ることで、インテリア空間におしゃれ感と広がりを感じるようにいたしました。

空間の壁面には、以前の肌色の塗り壁から、強度もある明るいタイルを貼りめぐらし、全体の空間を明るく見せています。照明も以前より多くL E D照明を配置して、明るさと心地よさを備えました。

フロント側のカウンターテーブル上には、職人が1つ1つ手吹きガラスの手法でカラフルなランプシェード(イギリス製)を様々な色とデザインで配置し、エントランスのアクセントとしています。

ホールの中央エントランス入り口には、新しくアクセントテーブルと、チェアを置いています。メンバー皆様に「いってらっしゃい!」「お帰りなさい!」と言う思いでお迎えするコーナーです。お出かけ帰宅後荷物をちょっとおいたり、腰掛けたりと、メンバー様を見守ります。

メンバー皆様が末長く、心地よく寛いだり、集ったり、リラックス出来る心地よい空間を楽しんでいただきたいと言う思いで、エントランスリノベーションデザインをさせて頂きました。